本ブログはプロモーションを含む場合があります
PR

米国債は買ってはいけない?と言われるリスク3選!メリットだけではありません!

スポンサーリンク
投資・運用

米国債は買ってはいけない?

どのようなリスクがあるの?

このような疑問にお答えします。

米国債は利回りが高く、安全な金融商品として人気が高まっています。

低金利が続く日本国債の利回りは0.5~1%程度ですが、米国債の利回りは約4~5%もあります。(2023年10月現在)

これだけ高い利回りであれば買いたいと思う人もたくさんいますよね。

しかし「米国債は買ってはいけない」と言われることも。

安全だと思わる米国債にもリスクはあり大損する可能性もあります

この記事では、米国債券のメリットやリスクについてご紹介していきます。

これから米国債を買いたいと思っている方の参考になれば幸いです。

この記事で分かること

米国債とは

米国債のメリット3選

米国債のリスク3選

米国債の購入方法

スポンサーリンク

米国債とは?

米国債とはアメリカ合衆国(米国財務省)が発行する国債です。

世界一の経済大国が発行する国債ということもあり、信用力が高く、流動性が高いのが特徴です。

国債を満期まで持っていれば、アメリカが破綻しない限り利息がもらえ、元本が戻ってきます。

コロナショックの時には、その安全性の高さから世界の投資家がこぞって買っていましたね。

ぱんこ
ぱんこ

低金利が続く日本の国債にくらべ、高い利回りも魅力です

【米国債】利付債とゼロクーポン債

米国債には「利付債」と「ゼロクーポン債」があります。

①利付債

②ゼロクーポン債(ストリップス債)

この2つは利払いの方法に違いがあります。

①利付債

(出典:マネックス証券)

利付債は、1年間で2回利子を受け取れる米国債です。

満期になれば額面金額で償還されます。

定期的に利子をもらえるのが魅力ですね。

ゼロクーポン債(ストリップス債)

(出典:マネックス証券)

ゼロクーポン債(ストリップス債)は、定期的な利息の支払いはなく、満期にまとめて利息を受け取る米国債です

額面金額よりも安い価格で発行されるので、満期まで保有すれば購入価格と額面金額の差が利益になります。

安い価格で買って、将来大きく受け取れることがメリットです。

【米国債】新発債と既発債

債券は発行のタイミングで2つのタイプに分かれます。

①新発債

②既発債

①新発債

新発債は、新しく発行される債券です。

利率や利回りは発行時に決められています。

②既発債

既発債は、すでに発行されている債券です。

債券市場で購入することになるため、購入のタイミングによって利回りが変動します。

米国債のメリット3選

米国債のメリット3選をご紹介します。

  1. 利回りが高い
  2. 格付けが高い
  3. 流動性が高い

順番にみていきましょう。

メリット①利回りが高い

米国債の最大のメリットは利回りが高いことです。

アメリカではインフレ抑制のためFRB(米連邦準備制度理事会)が利上げを続けてきました。

これにより、米国債は他国と比較しても利回りが高くなっています。

各国の10年国債利回りを比較してみます。

【各国の10年債利回り】

    国 名        10年国債利回り    
アメリカ4.67%
オーストラリア4.56%
カナダ4.02%
フランス3.47%
ドイツ2.92%
スイス1.07%
日本0.76%
参照元:金利・国債 – Bloomberg(2023年10月時点)

アメリカの10年国債利回りは4.6%を超え、他国と比較しても高いです。

債券の利回りが4.6%もあるなんてすごいですね。

【関連記事】個人向け国債を買ってみた体験ブログ!デメリットもあります

メリット②信用力が高い

米国債は信用力高いこともメリットです。

債権を購入する場合は信用力も重要です。

信用力低い債券は、デフォルト(債務不履行)により利息や元本が返済されない可能性があります。

投資適格格付け

債券の信用力は、投資格付け会社によりランク付けされています。

下の画像は債権の格付けの例です。

信用力の高さによりAAA(トリプルエー)からC(シングルシー)にランク付けされています。

(出典:日本証券業協会)

この中でBBB以上が信用度が高い「投資適格格付け」、BB以下はハイリスク・ハイリターンの「投機的格付け」とされています。

米国債の格付けは?

では、米国債の格付けがどうなっているのか確認してみましょう。

【主要国の国債格付けランキング】

(出典:Let’s GOLD「主要国の国債格付けランキング」2023/10/07現在)

上の画像は主要国の国債格付けランキングです。

「ムーディーズ」「S&P」「フィッチ」という格付け会社3社が世界各国の国債を評価しています。

ぱんこ
ぱんこ

この中でアメリカのランキングは11位です

アメリカの格付けはムーディーズが「Aaa」、S&Pとフィッチが「AA+」と評価していますね。

世界1位の信用力ではないものの、十分な信用力があると言っても良いレベルです。

こむぎ
こむぎ

日本国債のランキングは?

ついでに日本国債の格付けも確認してみましょう。

日本国債のランキングは25位です。

3社による評価は「A1」「A+」「A」という評価になっています。

ぱんこ
ぱんこ

日本国債はあまり信用力が高くありませんね

メリット③流動性が高い

米国債は流動性が高いこともメリットです。

流動性とは、売りたいときや買いたいときにいつでも売買ができる「現金化のしやすさ」「取引のしやすさ」のことを言います。

債券を満期前に売りたいと思っても、その債券を買いたい人がいないと売ることができません。

米国債は市場参加者が多く、買いたいと思う人や売りたいと思う人がたくさんいる債券です。

そのため、いつでも購入や売却ができる安心感があります。

米国債は買ってはいけない?リスク3選

米国債はメリットばかりでなく、リスクもあります。

次は米国債のリスク3選をご紹介します。

  1. 為替リスク
  2. 信用リスクはゼロではない
  3. 値下がりリスクがある

順番にみていきましょう。

リスク①為替リスク

米国債の最大のリスクは為替リスクです。

米国債は満期まで保有すれば額面金額で償還されますが、償還されるときの通貨はドル建てだということに注意が必要です。

購入時よりも円安になっていれば利益が出ますが、円高になっていれば損をする可能性があります。

(出典:JTG証券)

このように、償還時の為替レートによって受取額が増える場合もありますが、減ってしまう場合もあります。

過去10年のドル円の推移

過去10年のドル円の推移を確認してみましょう。

下の画像はドル円のチャートです。

(出典:SBI証券)

直近10年間の値動きをみても変動幅が大きいですね。

2014~2021年までは1ドル約100円~120円で推移していましたが、2022年~2023年には約150円まで上昇しています。

これからは円安の方向に進んでいくのでしょうか?

為替がこれから円安に向かうのか、円高に向かうのか、その答えは誰にも分かりません。

ぱんこ
ぱんこ

米国債はできるだけ円高の時に買いたい!

リスク②信用リスクはゼロではない

信用力が高い米国債とはいえ、デフォルトのリスクはゼロではありません

仮にアメリカがデフォルトになった場合、利息はもらえず、元利金も戻ってきません。

2023年8月1日に格付け会社フィッチが、米国債の格付けを最上位の「AAA」から「AAプラス」に1段階引き下げました。(ロイター:フィッチが米国債格下げ、政権は反論 「奇妙で根拠ない」

これは向こう3年間に予想される財政悪化に加え、債務が増加していることが原因とされています。

 アメリカがすぐにデフォルトすることは考えにくいですが、10年後はどうなっているか分かりません。

リスク③値下がりリスクがある

米国債を満期前に売却する場合、値下がりのリスクがあります。

一般的に債券価格と金利は逆の動きをするシーソーのような関係になっています。

(引用:日本証券業協会)

金利が上がれば債券価格は下がります。

逆に金利が下がれば債券価格は上がります。

金利が上がっているということは債券価格が下がっている裏返しです。

米国債を満期まで持っていれば問題ありませんが、満期前に売却したいと思ったとき、債券価格が下がっている可能性があります。

満期前に売ろうと思ったとき、債券価格が下がっていれば大変ですよね。

ぱんこ
ぱんこ

資金が10年間拘束される可能性も!

米国債の購入方法

ここから米国債の購入方法を紹介していきます。

今回紹介するのはネット証券大手の次の3社です。

  • SBI証券
  • マネックス証券
  • 楽天証券

SBI証券の購入方法

最初はSBI証券での米国債の購入方法です。

まずSBI証券にログインします。

まだ口座を持っていない方はこちらから口座開設できますよ。

SBI証券 口座開設

大まかな流れ

①メニューから「債券」を選択

②「外貨建債券」を選択

③「新発債券」または「既発債券」を選択

メニュから「債券」を選択し、「外貨建債券」をクリックします。

「新発債券」、「既発債券」が表示されるのでどちらかを選択します。

基本的に買えるのは既発債です。

SBI証券で買える米国債の例

SBI証券では、以下のような米国債が購入できます。(2023年10月19日現在)

利回りや償還日などを参考にして購入しましょう。

\米国債のランナップ充実/

マネックス証券の購入方法

次はマネックス証券での米国債の購入方法です。

まずマネックス証券にログインします。

まだ口座を持っていな方はこちらから口座開設できますよ。

マネックス証券 口座開設

メニューから「債券」を選ぶ

  • メニューから「債券」を選択

メニューから「債券」のタブをクリックすると、販売中の債券が表示されます。

マネックス証券で買える米国債の例

マネックス証券では、以下のような米国債が購入できます。(2023年10月19日現在)

マネックス証券でもたくさんの米国債券を取り扱ってますよ。

\米国株取引が魅力/

楽天証券の購入方法

次は楽天証券での米国債の購入方法です。

まず楽天証券にログインします。

まだ口座を持っていない方はこちらから口座開設できますよ。

楽天証券で 口座開設

メニューから「債券」を選ぶ

①メニューから「債券」を選択

②「外貨債券」を選択

メニューから「債券」を選択し、その中から「外国債券」を選択すると購入できる債券が表示されます。

楽天証券で買える米国債の例

楽天証券では、以下のような米国債が購入できます。(2023年10月19日現在)

\楽天ポイントで株が買える/

まとめ:米国債は買ってはいけない?と言われるリスク3選!メリットだけではありません!

今回は「米国債は買ってはいけない?」をテーマに米国債のリスクについて解説しました。

米国債のメリット・リスクには次のものがあります。

メリットリスク
    利回りが高い   × 為替リスク
信用力が高い× 信用リスクはゼロではない
流動性が高い× 値下がりリスクがある

米国債は「信用力の高さ」や「高い利回り」で人気が高まっています。

しかし、外貨建ての金融商品には為替リスクがあります。

償還時に円安に振れていれば利益が増えますが、円高に振れていた場合には損をしてしまうこともあります。

米国債を購入する場合はメリットだけでなく、リスクもしっかりと認識しておきましょう!

安定した配当収入を得る方法としてクラウドファンディング型の投資商品もあります。

最低投資額1円から始められ、ほったらかしで利息収入がもらえます。

→【公式】Funds(ファンズ)

【関連記事】Funds(ファンズ)は貸し倒れが心配?メリット・デメリットをご紹介!

タイトルとURLをコピーしました