楽天グループの株主優待が改悪になったの?
いつ、何がもらえるの?
このような疑問にお答えします。
「楽天グループ」は、100株以上の保有で株主優待がもらえます。
第27期株主優待(2023年12月末時点の株主を対象とした株主優待)からは「楽天モバイルのデータ通信専用eSIM(30GB/月)」がもらえます。
優待内容が「楽天キャッシュ」から変更されたことついては「改悪」と言った声も聞こえてきます。
「楽天グループ」の株主優待についてみていきましょう!
楽天グループの株主優待は何?
楽天グループの株主優待について解説します。
楽天グループ株主優待内容
「楽天モバイルのデータ通信用eSIM(30GB)/月」がもらえる
楽天グループの株主優待は「楽天モバイルのデータ通信用eSIM(30GB/月)」がもらえます。
「データ通信用eSIM(30GB/月)」の無料利用期間は、保有する株式数や株の保有期間によって異なります。
保有株式数 | 保有期間 5年未満 | 保有期間 5年以上 |
---|---|---|
100株(1単元)~ | 3か月 | 4か月 |
1,000株(10単元)~ | 4か月 | 5か月 |
5,000株(50単元)~ | 5か月 | 6か月 |
10,000株(100単元)~ | 6か月 | 6か月 |
例えば100株(1単元)を5年未満保有している場合、3カ月無料でデータ通信専用eSIM(30GB/月)を利用できます。
eSIMはデータ通信のみ可能で、通話はできません。
利用期間が過ぎれば自動解約となります。
楽天グループの株主優待が改悪?
楽天グループの株主優待は、第26期株主優待(2022年12月末時点の株主を対象とした株主優待)まで「楽天キャッシュ」などがもらえました。
以前の優待内容は以下の表のとおりです。
第26期までの株主優待の内容
優待内容名 | 優待獲得株数 | 備考 | |
---|---|---|---|
楽天キャッシュ | 500円相当 | 100株以上 | ※5年以上継続保有の場合500円増 |
1,000円相当 | 1,000株以上 | ||
1,500円相当 | 5,000株以上 | ||
2,000円相当 | 10,000株以上 | ||
「NBA RAKUTEN」3カ月無料 | 100株以上 | – | |
「楽天ミュージック」スタンダードプラン90日間無料 | 100株以上 | ※サービス初回契約の株主が対象 | |
「楽天マガジン」90日間無料 | 100株以上 | ※サービス初回契約の株主が対象 | |
抽選で「お買いものパンダ」グッズ | 100株以上 | – |
第27期株主優待(2023年12月末時点の株主を対象とした株主優待)から「楽天モバイルのデータ通信用eSIM(30GB)/月」に変更となりました。
楽天グループ株主優待口コミ・評判
楽天グループの株主優待について口コミ・評判を集めてみました。
悪い口コミ
楽天グループ、楽天モバイルの株主優待を発表。もう落ち着け、やめれ。楽天経済圏で生きる人々のポイントを改悪し、こんなことすな。 pic.twitter.com/EwVk74r1WJ
— 配当太郎 (@financial1111) December 26, 2023
楽天 株主優待を楽天モバイルeSIM30GB/月無料に変更。
— 加瀬谷 真一 (@KessanMaster) December 26, 2023
どれだけ多く持っても無料期間が6ヶ月でなにがなんでも楽天モバイルの有料会員数を増やしたい意図が見える。
コストが追加であまりかからないので経営者的にはいい優待ですが株主的には使いにくい pic.twitter.com/EnkdHPSMyO
良い口コミ
楽天グループの株主優待変更!
— あざみ🍀主婦投資ブロガー (@azami_kabu) December 26, 2023
30ギガeSIMが3ヶ月無料🆓
カフェのWi-Fiに怯えてた私にピッタリだぁ✨
試しに買ってみた🤭☕️💻 pic.twitter.com/c3OZ1bED0L
楽天モバイルメインで使ってる人こそ今回の株主優待は改善だろ。
— 🤔🤔🤔🤔🤔🤔🤔🤔 (@NH76G) December 26, 2023
デュアルSIMにしてデータを逃がせばメイン回線のデータ使用料を抑えられる。去年のしょぼい楽天キャッシュより個人的にはオトクだと思った。
「楽天キャッシュの方が良かった」「改悪」といった悪い口コミもありますが、「データ通信量を抑えられる」「改善」といった良い口コミもあります。
「楽天キャッシュが無くなって残念」という人は多いと思いますが、「eSIM」がもらえることをお得に感じている人も少なくはないようです。
楽天グループ株主優待はいつ届く?
株主優待はいつ届くの?
楽天グループの株主優待が届くのは3月上旬です。
株主総会の招集通知に「株主優待専用サイトの ID・パスワード等」が同封されて届きます。
楽天グループの権利確定日
権利確定日はいつ?
楽天グループの権利確定日は12月末です。
年に1回です
楽天グループの配当金はいくら?
配当金はいくら?
楽天グループ2023年12月期の配当金は、1株当たり4.5円です。
楽天グループ配当金推移
配当金の推移は下の表のとおりです。
年度 | 1株あたり配当金 (年間) | 1株あたり配当金 (株式分割補正後) |
---|---|---|
2022(第26期期末) | 4.5円 | 4.5円 |
2021(第25期期末) | 4.5円 | 4.5円 |
2020(第24期期末) | 4.5円 | 4.5円 |
2019(第23期期末) | 4.5円 | 4.5円 |
2018(第22期期末) | 4.5円 | 4.5円 |
2017(第21期期末) | 4.5円 | 4.5円 |
2016(第20期期末) | 4.5円 | 4.5円 |
2015(第19期期末) | 4.5円 | 4.5円 |
毎年4.5円で安定した配当金ですね
楽天グループの配当金に関する考え方
楽天グループの配当政策には次のように記載されています。
株主還元については、中長期的な成長に向けた投資や、財務基盤の安定化のための内部留保の充実を勘案しつつ、安定的・継続的に配当を行うよう努めていきます。
配当金については安定的・継続的に配当を行うとのこと。
今後も継続した安定的な配当金が期待できそうです。
楽天グループの配当金はいつもらえる?
配当金はいつもらえる?
配当金は株主総会での決議事項のため株主総会が終わってから支払われます。
楽天グループの配当金は権利確定日(12月31日)の約3カ月後に支払われます。
したがって、権利確定日の翌年の3月末頃にもらえます。
楽天グループの業績は?
楽天グループの業績を確認してみましょう。
楽天グループの事業
楽天グループは次の3事業が柱です。
1.インターネット
「楽天市場」「楽天トラベル」「楽天ブックス」などのEC事業
2.フィンテック
「楽天証券」「楽天銀行」「楽天カード」「楽天Edy」「楽天ペイ」などの金融事業
3.モバイル事業
「楽天モバイル」などの携帯事業
↓こちら楽天グループの記事です。
ぜひあわせてお読みください。
楽天グループのセグメント構成
楽天グループの売り上げ構成比率を確認してみましょう。
3事業の「売上高」と「利益」の構成は以下のようになっています。
「インターネットサービス」や「フィンテック」は好調です。
ところがモバイル事業は、その2つの利益を飲み込むほど大きな赤字です。
「楽天市場」や「楽天カード」などで稼いだ利益がすべて「楽天モバイル」への投資で消えています。
楽天グループとしては、このモバイル事業を何とか黒字に持っていくことが課題になっています。
株主優待を「楽天モバイルのデータ通信専用eSIM(30GB/月)」に変更したことにより、少しでも赤字幅を縮小させたいところですね。
まとめ:楽天グループの株主優待が改悪?使えない?優待内容や権利日などを解説
今回は楽天グループの株主優待について解説しました。
- 楽天グループの株主優待は「楽天モバイルのデータ通信用eSIM(30GB)/月」
- もらえるのは1年に1回
- 権利確定日は12月末
- 配当金は1株あたり4.5円
「楽天キャッシュ」から「楽天モバイルのデータ通信用eSIM」に変更になったことにより、「改悪」と思っている人も少なくはないでしょう。
ただ、使い方によってはお得に利用できそうです。
以上、楽天グループの株主優待まとめでした。