簿記検定の勉強をしているみなさん!
電卓は使いこなせていますか?
簿記の試験は時間との闘いです。
筆者(ぱんこ)は勉強の途中で電卓の機能を知りました。

もっと早く知りたかった
今回は、「電卓の選び方」&「電卓の使い方」について解説します!
- 電卓の選び方
- 便利な電卓の機能
- 効率的な電卓の使い方
筆者の簿記検定2級の合格証書です

1.使いやすい電卓を選ぼう

電卓は何を使ってもいいの?
電卓は100均でも売っているので「安い電卓でもいいかな?」なんて考えちゃいますよね。
その気持ちも分かるのですが、簿記の検定試験用には向いていません。
簿記検定受験用には、次の機能が付いていることが必須です。
- 桁数が12桁
- 「メモリー機能」と「GT」機能
- 手のひらサイズ
桁数が12桁
電卓によって表示される桁数が違います。
簿記では大きな数字を扱います。
表示される桁数が少ないと計算できないことがあります。
簿記の検定試験に適した桁数は12桁と言われています。
「メモリー機能」と「GT」機能
「メモリー機能」と「GT」機能は必須です。
これは、複数の計算を同時にするときに便利な機能です。
この機能は後ほどご紹介しますね。
この機能をマスターすると、計算の効率が格段に上がりますよ♪
電卓のサイズ
サイズは、手のひらサイズのものがおすすめです。
大きすぎるもの、小さすぎるものは、電卓を打つ効率が悪くなります。
タイプミスも多くなってしまいます。
電卓のメーカー
メーカーはCASIOかシャープが人気があります。
受験生の大半は、どちらかのメーカーのものを使っています。
メーカーによってキーの配列が違うのでお好みで選んでくださいね。
2.便利な電卓の機能を使おう
簿記の問題を解く上で、絶対に使った方がいいおすすめの機能をご紹介します。
GT機能とメモリー機能、この2つを覚えると計算効率が格段に上がります。
GT機能(グランドトータル)を使う
これは、複数の計算結果の合計を出す機能です。

=を押すごとに計算が記録され、GTを押すと合計されます。
例えば、
① 5×3=15
② 20÷5=4
③ 4×12=48
①②③の計算結果の合計を求めたいとします。
この場合、15+4+48=67と計算しますよね。
「GT」機能を使えばこの計算が不要になります。
電卓の押し方は、
① 5 × 3 = 15
② 20 ÷ 5 = 4
③ 4 × 12 = 48
GT (合計が表示される)
と、最後にGTを押すだけで、①②③の合計が表示されます。
これでかなりの時間短縮ができますよ♪
メモリー機能を使う
これは、電卓で計算した計算結果を一時的にメモリーに保存する機能です。

それぞれのボタンは次のように使います。
M+ 電卓に表示されている数字をメモリーに足す
M- 電卓に表示されている数字をメモリーから引く
MR 計算結果を合計する
MC メモリーを消去する
慣れるまで使いづらいかもしれませんが、覚えてしまうと楽です。
電卓は次のように使います。
① 3 + 6 + 3 = 12 M+
② 2 × 2 = 4 M-
③ 3 × 3 × 3 = 27 M+
④ MR
①の計算をした後、M+を押すとメモリーに12が保存されます。
②の計算をした後、M-を押すとメモリー内の数字から4が引かれます。
③の計算をした後、M+を押すとメモリー内の数字に27が足されます。
④最後にMRを押すと、メモリー内の合計がでます。
この機能も覚えると効率が上がりますよ♪
3.電卓を打つ手を決めよう
右手で打つが左手で打つか
電卓を右手で打っていますか、左手で打っていますか?
一般に、電卓を打つ手はペンを持つ手と逆の手が良いとされています。
それは、電卓を打ちながら、反対の手で数字を記入できるからです。
右利きの人は、左手で電卓を打つ人が多いです。

左手だと打てないわぁ・・。
初めは、利き手の逆で打つのは難しいと思います。
でも大丈夫です。
私も逆の手で打つのに苦労しましたが、徐々に早く打てるようになりました。

慣れれば早く打てるようになるよ♪
4.ブラインドタッチで電卓を打とう

手元を見ないで打つ
簿記の試験は、時間との勝負です。
パソコンと同じように、ブラインドタッチが理想です。
練習すると、手元のキーを見ないで打てるようになります。

パソコンと一緒だね♪
電卓は、5のキーに突起が付いています。
これは、パソコンの「F」「J」の突起と同じ役割です。
- 最初のポジションは、5のキーに中指をセットします
- 左手で打つ場合、4に薬指、6に人差し指をおきます
- 中指で2.5.8を押すように、それぞれの指を縦に動かします
- ポジションが分からなくなったら、中指で5の突起を探します
5.複数の指で電卓を打とう
電卓は何本の指で打っていますか?
5本の指すべてを使って打つのが理想です。

そんなの無理・・
まずは、3本か4本の指で打てるように練習しましょう!

最低でも2本の指は使いたいね♪
私もそうでしたが、これも初めは出来ないのが普通です。
慣れてくるとだんだん出来るようになりますよ♪
簿記検定用おすすめの電卓

機能がそろったオススメの電卓だよ♪
受験生に人気があり、よく使われている電卓です。
CASIOとシャープのおすすめの電卓をご紹介します。
CASIOのおすすめ電卓
CASIOの電卓です。
型番:ND-26S

- 12桁
- 液晶画面、表示文字、キーの文字が大きく見やすい
- 「3桁区切りコンマ」が下に表示されるので見やすい
- 高速早打ち対応で、計算ミスが減らせる
- 強力な裏面スベリ止めがついているので滑らない
シャープのおすすめ電卓
シャープの電卓です。
型番:EL-G37

- 12桁
- 液晶画面、表示文字、キーの文字が大きく見やすい
- 指先にフィットするキー形状でスームーズ打てる
- 高速早打ち対応で計算ミスが減らせる
- 強力な裏面スベリ止めがついているので滑らない
まとめ
今回はおすすめの電卓と使い方をご紹介しました。
①使いやすい電卓を選ぼう
- 12桁の電卓を選ぶ
- 「メモリー機能」と「GT」機能が付いているもの
- 手のひらサイズ
- メーカーはカシオかシャープ
②便利な電卓の機能を使おう
- GT機能(グランドトータル)
- メモリー機能
③電卓を打つ手はペンを持つ手と逆
④ブラインドタッチで電卓を打つ
⑤複数の指で電卓を打つ
電卓の使い方を覚えて、効率的に簿記の勉強ができますように♪
↓簿記のテキストを執筆しているよせだあつこ先生が教えてくれます!
電卓をもっと使いこなしたい人にはおすすめです♪
